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2022.12.27 CONTENTS

新規D2CブランドのO2O戦略・EC(通販)戦略・ショールーミングストアの打ち手/人気事例について

こんにちは。THE・STANDARDの木村です。

2022年に入り、気付けば上半期がもうすぐ終わろうとしています。

普段、ポップアップストア、ショールーミングストアの問い合わせや、勉強会などの対応もしており、共通するご相談も多くございます。

今回は、その中から新しく立ち上がった人気D2Cブランドがリアル出店に向けて準備すべきことや、注意点、O2O戦略/通販戦略、ショールーミングストア、その打ち手などをお話しできればと思います。

1 . 人気D2Cブランドのリアル出店の目的/打ち手

弊社では、ポップアップストア出店についてのお問い合わせや勉強会の申し込みが、週に10件程いただいております。

初めてポップアップストアの出店を検討しているお客様が多くいらっしゃり、最近では人気D2Cブランド様の問い合わせも増えてきました。

コロナ禍では、ネットで購入する消費者の割合が増え、D2Cブランドが沢山急成長してきました。

より利用者を増やす施策として面白いリアル展開を検討する方が多いと思います。

D2Cブランドの初めてのポップアップストア、ショールーミングストア開催の目的として多いのが、「認知拡大」です。

ですが、ヒアリングを進めていくと「認知拡大」から「売上」がメインの目的になっていることが多いです。

もちろん、「売上」も大切な事です。しかし、まだ認知が少ないブランドでは「売上」を立てることは大変なことで、達成するにはそれなりのコストが発生します。

開催の目的をしっかり定める事で、準備するべきことが見えてきます。

2 . 目的の整理について

目的を定めるには、現状の整理から今後どの様な展開・展望を描いているかなど書き出すことから始めると良いです。

ポップアップストアの開催はこの後のブランドの展望に近づく為の手段だと思いますので、今後の展開・展望も書き出してみてください。

自然と「目的」の整理ができるかと思います。

【整理項目】

・目的 (認知拡大、SNS拡散、テレビPR、商品体験、会員獲得、アンケート獲得、ECへの送客など)

・商材(対象となるブランド、サービスなど)

・ターゲット(年齢、性別、世帯年収、DINKs ○○コミュニティ ○○ファン層など)

・開催時期(○月〜○月頃、繁忙期、新商品発売時期に合わせて など)

・実施概要(対象エリア、日数、店舗に必要な広さ・必要コンテンツ 予算 など)

など

3 . 新規D2Cブランドのポップアップストア

ポップアップストアは新しく面白い人気プロモーション手法として認知されてきましたが、最近では主な目的が市場調査を兼ねたテストマーケティングとして開催されることも増えてきました。

期間中、メニュー名の表現を変えるなどして、注文数の変動も検証しました

下記:参考事例先リンク

https://t-standard.jp/works_post/earth-milk_pop-up-store/

現在考えている構想が間違いないのかや、ターゲットはあっているか、利用者データがほしいなど、エリアや開催形式を変えて取り組むことも増えています。

これも「目的」を整理し、本当に実現したい事に合わせたポップアップストアの形です。

その結果をもとに、次回の出店や、ECサイトへ繋げていきます。

D2Cブランドのリアル戦略は長期的になる事が予想されます。複数回実施し、都度得られる結果から、より良いエリア、スペース、コンテンツが生まれると思います。

4 . まとめ

新規に関わらず、ポップアップストアの開催は「目的」に合わせる事が重要です。その整理や課題などを、勉強会で一緒に整理しております。

また、長期的な計画の相談なども受け付けておりますので、ご興味がある方は「お問い合わせ」か「勉強会」のフォームからお申し込みいただけますと幸いです。

https://t-standard.jp/2022/03/03/event-002/

Yoshihiro Kimura

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