サントリー日本ワインFROM FARM ポップアップストア byワイン日和 in 有楽町(東京都)
新規D2CブランドのO2O戦略・EC(通販)戦略・ショールーミングストアの打ち手/人気事例について
こんにちは。THE・STANDARDの木村です。
2022年に入り、気付けば上半期がもうすぐ終わろうとしています。
普段、ポップアップストア、ショールーミングストアの問い合わせや、勉強会などの対応もしており、共通するご相談も多くございます。
今回は、その中から新しく立ち上がった人気D2Cブランドがリアル出店に向けて準備すべきことや、注意点、O2O戦略/通販戦略、ショールーミングストア、その打ち手などをお話しできればと思います。
1 . 人気D2Cブランドのリアル出店の目的/打ち手
弊社では、ポップアップストア出店についてのお問い合わせや勉強会の申し込みが、週に10件程いただいております。
初めてポップアップストアの出店を検討しているお客様が多くいらっしゃり、最近では人気D2Cブランド様の問い合わせも増えてきました。
コロナ禍では、ネットで購入する消費者の割合が増え、D2Cブランドが沢山急成長してきました。
より利用者を増やす施策として面白いリアル展開を検討する方が多いと思います。
D2Cブランドの初めてのポップアップストア、ショールーミングストア開催の目的として多いのが、「認知拡大」です。
ですが、ヒアリングを進めていくと「認知拡大」から「売上」がメインの目的になっていることが多いです。
もちろん、「売上」も大切な事です。しかし、まだ認知が少ないブランドでは「売上」を立てることは大変なことで、達成するにはそれなりのコストが発生します。
開催の目的をしっかり定める事で、準備するべきことが見えてきます。

2 . 目的の整理について
目的を定めるには、現状の整理から今後どの様な展開・展望を描いているかなど書き出すことから始めると良いです。
ポップアップストアの開催はこの後のブランドの展望に近づく為の手段だと思いますので、今後の展開・展望も書き出してみてください。
自然と「目的」の整理ができるかと思います。
【整理項目】
・目的 (認知拡大、SNS拡散、テレビPR、商品体験、会員獲得、アンケート獲得、ECへの送客など)
・商材(対象となるブランド、サービスなど)
・ターゲット(年齢、性別、世帯年収、DINKs ○○コミュニティ ○○ファン層など)
・開催時期(○月〜○月頃、繁忙期、新商品発売時期に合わせて など)
・実施概要(対象エリア、日数、店舗に必要な広さ・必要コンテンツ 予算 など)
など
3 . 新規D2Cブランドのポップアップストア
ポップアップストアは新しく面白い人気プロモーション手法として認知されてきましたが、最近では主な目的が市場調査を兼ねたテストマーケティングとして開催されることも増えてきました。

下記:参考事例先リンク
https://t-standard.jp/works_post/earth-milk_pop-up-store/
現在考えている構想が間違いないのかや、ターゲットはあっているか、利用者データがほしいなど、エリアや開催形式を変えて取り組むことも増えています。
これも「目的」を整理し、本当に実現したい事に合わせたポップアップストアの形です。
その結果をもとに、次回の出店や、ECサイトへ繋げていきます。
D2Cブランドのリアル戦略は長期的になる事が予想されます。複数回実施し、都度得られる結果から、より良いエリア、スペース、コンテンツが生まれると思います。
4 . まとめ
新規に関わらず、ポップアップストアの開催は「目的」に合わせる事が重要です。その整理や課題などを、勉強会で一緒に整理しております。
また、長期的な計画の相談なども受け付けておりますので、ご興味がある方は「お問い合わせ」か「勉強会」のフォームからお申し込みいただけますと幸いです。
ポップアップストア、OMOストアを成功に導く企画術と準備・運営・その店舗プロデュース事例
①はじめに
THE・STANDARDプロデューサーの中山哲綸(てつりん)です!
POP UP STORE、 POP UP SHOP、OMOストア、ポップアップイベント、ポップアップカフェ、ポップアップレストラン、、、
今では様々な呼び方があるポップアップストア運営を年間数十件の店舗プロデュースさせて頂き、様々なご相談を頂く中で、
「そもそも何から考えればいいの?」「誰にどこから頼めばいいの?」
という担当者の方が多くいらっしゃいます。
POP UP STORE、OMOストアを行うために、何から始めればよいか。
今回は最初に行って頂きたいステップについてお伝えさせて頂きます。
②なぜやるのか?目的設定が最重要
・メディアPR話題化、D2Cのタッチポイント創造
・ブランディングや新規顧客開拓、販売促進
などを目的とし海外・国内問わず数多くの事例も急増しており、
現在最も注目されているマーケティング施策となったポップアップストア。
その手法や形態も千差万別だからこそ何から考えればいいか悩んでしまいますよね。
だからこそ大切なのが実施する”目的”。
あまりに当たり前のことなので「当然でしょ?」と思うかもしれませんが、ポップアップストア が流行している分、実施が先行してしまい目的が曖昧なまま進んでいく事例も多く見受けられます。
「たくさん業者とやりとりをして、イベントはイメージ通りできて、社内でも評判はよかった。でもこれで良かったんだっけ?」と満足感はあるものの、”成功”したかといえば、自信を持って言い切れない……。このように結局のところ目的が曖昧だと成功したのかどうか、その評価も曖昧になってしまいます。
自社製品の現状課題を分析し、何を目的にしてポップアップストアという手段をとるのか。限られた予算の中で最大の成果を出すためには、目的をリストアップし優先順位と目標ラインを決め目的を定めることが最も重要で曖昧になりがちな部分です。
何よりポップアップストアの成功を定義することから始めましょう。

ポップアップストア の目的(成功)を定義する上で必須となる、PR目的or販売目的の考え方を紹介している記事もありますので、こちらもぜひご覧ください。
③ポップアップストア はなぜ失敗する?
皆様がPOP UP STORE、OMOストアを開催しようと考えた時に、
きっと自社だけでは全てを行うことは難しいですよね。
だからネットで検索したり、すでに付き合いのある会社など様々声をかけて多くの企業に助けてもらう。何もわからなかったけど、これで何とかなるだろうと安心します。
でも、これこそが失敗する要因の一つなのです。
下記は、POP UP STORE、OMOストア、店舗プロデュースに必要な業務を一覧化した図です。

企画から会場探し、店舗デザイン、実施調整、店舗運営、効果測定まで、一つのイベントとしては非常に多くの関係者が携わります。
また、より良い結果を得るためには、各項目ごとの高い専門性、柔軟性が必要になります。
成功を目指し専門性を高めて、関係者は増えたことで伝言ゲーム的に実施目的やイメージがずれることで、成功から遠ざかるという矛盾を抱えています。
④スタートダッシュで決まる!与件整理って?
限られた予算や時間の中で最適な施策を行い、成功率を高めていくために一番初めにやってほしいこと。
それは”与件の整理”です。
与件 = 「推論や研究の出発点として、与えられた条件」
与件とはつまり、解決するべき問題に対する条件のことです。
多くの場合、発注企業の要望を受注側がまとめる際に、企画の前提に共通認識をつくる際に使われる言葉ですが、失敗の要因となる“伝言ゲーム”は、与件が曖昧だからこそ失敗してしまいます。
ビジネスが伝言ゲームになるのは当然のこと。
しかしポップアップストアは関わる要素が多い分、少しのズレが大きなものとなり最終的なアウトプットに大きく影響します。発注者から受注者へ伝えるべき情報を抜け漏れなくスムーズに伝えるために、”与件整理”を活用します。
伝言ゲームの失敗を避けるため、あなたがやりたいと思っていること、感じていることを言語化し論理的に伝えていく必要があります。
スムーズかつ適切な業者選定を行うために、
まず おすすめなのが、”5W2H”をフレームにした与件整理です。
また先ほどお伝えした目的設定においてもこちらのシートを活用頂くと軸のある目的を定義できます。

こちらは私がPOP UPの依頼を頂く際に、内容問わず使用している与件整理フォーマットです。各項目ごとに埋められるだけ埋めて、不明点は確認事項として加筆します。
この5W2Hに基づいた与件をもとに、企画・依頼することで情報が整理され、企画イメージ、予算感、不足情報など抜け漏れなく確認すべき点があぶりだせます。またスムーズに依頼をできることで、最適なアライアンスを組むことができ、結果的に実施効果の高いポップアップストアをつくることができます。
また準備の良い方ですと、詳細なオリエンシートや提案依頼書、その他参考情報などをご用意いただき、出来る限りの多くの情報を伝えて頂けることもあるのですが、実は逆に困ってしまうことも。
「情報量が多く、何が重要かどうか判別がつかない」「結局、誰のために何をしたいのかわからない」といったように、結局意図とズレたアウトプットになったり、要望を反映しすぎて面白みのない提案になってしまいますので、与件を絞り込むことも重要です。.
⑤共通認識をつくる!コンセプトメイキング
もう一つ成否を分ける、重要な要素に”コンセプト”の有無があります。
POP UP STOREにおいて達成したい目的への道筋を5W2Hとすると、全ての起点となるのが”コンセプト”です。
「何を表現したいのか、どんなことを伝えたいのか」施工・造作、コンテンツ、デザインやスタッフの接客に到るまで全ての指標となります。
ポップアップストアにおけるコンセプトの事例を紹介させて頂きます。
【コンセプト事例①:CREMIA Bar表参道】

クレミアの認知拡大を目的として「最高のソフトクリーム体験」をコンセプトにしたPOP UP STORE。
すでに最高のソフトクリームとして話題になっていた”CREMIA”の商品価値を深く体験して頂くため
- 徹底した調理研修
- フリーザー洗浄を高頻度化
- 限定フレーバーや更なる高級メニューのラインナップ
- お客様が受取可能な状態になってから調理を開始する、出来立て提供オペレーション
など細部にこだわり、最高の体験を提供頂くよう全スタッフが一丸となって努めました。



【コンセプト事例②:error404 】

error404(エラーヨンマルヨン)は、コーディネートされたセレクトセットリングが人気のD2C(Direct to Consumer)ブランド。
商業施設での単体出店としては初となる、ラフォーレ原宿でのPOP UPでは、新規顧客への認知拡大を目的として、トレンド感と親しみを伝えるため「レトロポップ」をコンセプトにブースを作成。
- ペールトーンのイエローと&ブルーのバイカラーを活かしたブーズデザインで、キャッチーさとトレンド感を表現
- 木やコンクリート、真鍮の素材感を出し、洗練された印象に
- インスタグラムCP、サイズ測定ブース、インスタライブ発信など、コミニュケーションを重視したコンテンツ展開
などSNS初の新ブランドとして認知して頂くためのPOP UP を展開しました。



⑥最後に
いかがでしたか?
「目的とか5W2Hとか、コンセプトとか…当たり前でしょ?」
と思うかもしれませんが、考えれば考えていくほど、企画が進んでみて途中で振り返ると、「あれそういえばコンセプトなんだっけ?」となって後付けで考える。。
みたいなこと本当によくあります。
皆様もぜひ5W2Hを生かした与件整理をしてから企画を始めていただけると、考えが整理されてポップアップストアを始める際の強い指針をもつことができます。
THE・STANDARDではコンセプトメイキングから現場運営まで自社で一貫したプロデュースを行っております。”目的”を見据えて一緒に悩ませて頂きますのでお困りの際はぜひお声がけください。
売れるポップアップストア、OMOストア戦略勉強会【店舗プロデュース/マーケティング/集客/リブランディング/OMO・O2O/出店/販売/面白い事例】
売れるポップアップストア、OMOストアの面白いアイデアとは?
自社の商品をもっと売りたい、世の中に広めたいブランドディレクター、販売責任者の方に向けて、「売れる」ポップアップストア、OMOストアのKPI設定の方法、新規リード獲得、戦略、面白いアイデア、店舗プロデュース、リブランディング、OMO、O2O、過去事例を用いた実際の集客・運営についての勉強会を行っています。
「販売」に特化したポップアップストア について知りたい方にオススメです。
ポップアップストアは、大きく分けて以下の2つに分類されます。
①販売型ポップアップストア、OMOストア戦略
■ 商品販売を主目的とするポップアップストア戦略/集客/マーケティング/店舗プロデュース
■ 商品売上による利益確保、他チャネルへの送客やデータ収集等を目的とする
例:キャラクター商品やコンテンツ商品の期間限定ショップ、バレンタイン商戦のチョコレート販売など


②PR型ポップアップストア、OMOストア戦略
■ 主にメディア向けPRをメインに展開するポップアップストア、OMOストア
■ テレビや雑誌・WEBのメディア露出、SNSでの拡散を通して世の中への認知度UPを目的とする
(例)大手化粧品メーカーのフォトブースを併設したサンプリング、飲料メーカーの新商品発売記念の無料配布など
そんな区分けせずに、売上もPRも最大に行って販売利益も世の中への認知も両方取れるポップアップストア、OMO・O2Oストアをやりたい!しかもなるべくコストをかけずに!
本ページをご覧の経営者・ブランドディレクター・販売責任者の方がほとんどそう思われるはずです。
そう、本当はそれが理想なのです。
しかしながら、この両方を狙って実際どちらも中途半端な結果に終わってしまうことも多いのが事実です。
何故か?その原因と仕組みを過去の実績を元に勉強会で詳しくお話します。

出典:popup shop « Maptote
期間限定で新規エリアへ出店するポップアップストアは、普段届かない顧客へのリーチが可能となり、計画次第で過去最大の売上を達成できたり、
自社ECサイトへの誘導が加速し飛躍的に認知度が上がることも不可能ではありません。
また、最新機器を設置したポップアップストア ではAIカメラの導入、無人販売などを駆使し、リアル行動データを活用したユーザーの可視化を行うこともできます。
そのためには
・どんな人たちが
・どんな気持ちで
・どんな価格で
・どんな商品を買っていってくれるのか
を出店者が販売を通じて知る必要があります。
商品をどのように世の中に出して「売れる」ように仕掛ける、
「ポップアップストアの仕組み」を理解することが成果を挙げる為に何よりも大事です。
本勉強会では、ポップアップストアを試したことのない出店者様・ブランド責任者・販売責任者の方向けに特に「販売型(EC連携含む)」のポップアップストアにおけるストーリーの作り方についてお話します。
ポップアップストアを計画されている方、いつかは出店してみたいと考えておられる方、
どちらの方もお気軽に是非ご参加ください。
「売れる」ポップアップ勉強会 カリキュラム
■ ポップアップストアで販売を最大化する法則とは?
■ポップアップストアを活用したリード獲得/集客
■ 売上目標に合わせた運営オペレーションの構築
■ 販売型ポップアップストアで獲得できる成果物とは
■ 目的に応じたデータ収集と活用方法/EC連携/OMO/O2O
■ 全国キャラバン展開、複数同時出店の効果とねらい
こんな方にオススメ
■ ポップアップストアで売上・リード獲得を最大化したい方
■ポップアップストアを活用したマーケティング/集客を検討している方
■ ポップアップストアの目的を再度明確にしたい方
■ 販売データを獲得する最新の仕組みを知りたい方
ZOZOのD2C「YOUR BRAND PROJECT」in My Creator Fes.(ポップアップストア/OMOストア)
fanfancy+ My Make Room POP UP STORE(ポップアップストア/OMOストア)
Earth MILK -アースミルク- 植物性ミルク専門ポップアップストア/OMOストア
ARTIFACT(アーティファクト)ランドセル ポップアップストア
01_POP UP STORE PRODUCE.#FLAGSHIPSTORE PRODUCE.
What is POP UP STORE ? FLAGSHIP STORE?
ポップアップストアとは?
「ポップアップストアとは、空き店舗区画・空き物件、レンタルスペースなどに突然出店し(ポップアップ)する、期間限定の仮店舗のことである」
イギリス国内では人気の宣伝手法である。 ポップアップ・リテール(Retail)とも呼ばれる。集客の多い大型商業施設内のポップアップスペースのように、旬なモノ・コトを発信する専用のスペースも存在する一方で、表参道・渋谷の路面店のように、通常は飲食店/アパレル店を運営しているが、数ヶ月前に申し込みをすれば、居抜きでPOP UP STOREをやらせていただける隠れPOP UP STOREも存在します。
FLAGSHIP STORE?
フラッグシップストアとは?
「フラッグシップストアとは、そのブランドの全てが存在し、ブランドのコンセプトや世界観を体現した空間である。」
一般的な解釈を含めてフラッグシップストアはこう説明されると思います。 一貫し訴求したい“コンセプト”を空間でも表現できる「コンセプトストアの要素」上記の要素を内含している存在だという事です。ブランドの代表的なリテール展開をする、中長期間展開のフラッグシップショップ の企画施工運営も承ります。
より具体的に、ポップアップストアの会場選定や成功事例やについて知りたい方は、株式会社THE・STANDARDで定期的に開催している複数種類のポップアップストア勉強会、交流会に参加ください。
誰でも無料で気軽に株式会社THE・STANDARDの専門プロデューサーにポップアップストアの出店のご相談やご質問や事例紹介、最新トレンドについて情報交換ができます。
https://t-standard.jp/category/event/
SPACE MEDIA/ポップアップストアとは『総合格闘技』である 株式会社THE・STANDARD 代表 吉田宗平
https://space-media.jp/news/detail/2411/