一生懸命アンテナを張って生きる。# 1
お初にお目にかかります。
株式会社THE・STANDARD プロデューサーの橘と申します。
2018年という新たな年を迎え、僕も遂にコラム初投稿となりました。
問題は弊社メンバーが各々の観点から「POP UP SHOP」や「トレンド」を語っている中、今更登場した僕が何を書くのか… ということ。
唐突ですが僕はラジオが好きです。
毎晩ラジオを聴きながら寝落ちするのがルーティンとなっており、MCの「話を組み立ててリスナーを飽きさせないスキル」はすごいなぁといつも思います。
そこで、THE・STANDARDのプロデューサーである僕のコラムは
「一生懸命アンテナを張って生きる。」
と題し
①フリートークのお時間 ( アンテナ感度 中 )
②個人的主観のオススメ “ショップ”、”イベント”、”トレンド”紹介コーナー ( アンテナ感度 強 )
この2軸構成でコーナーを設け僕らしく勝負していこうと思います。
徒然なるままに綴ったブログと個人的に注目している事柄紹介。
2018年は弊社スタッフの”色”を出していきたいと個人的に思っていますのでお付き合いくださいませ。
〜フリートークのお時間〜
さて、私ごとで恐縮ですが、昨年末に山梨県の「ほったらかし温泉」に行って参りました。
たくさんの果樹園に囲まれた山を登った所にある絶景温泉です。
早朝6時に到着し、露天風呂から日の出を拝むという最高のプランを立てて挑み、予想以上に最高な2017年の締めくくりだったことをご報告致します。
何より早朝の時間帯のお湯の温度管理も完璧、コインロッカーや洗い場のアメニティーも完備で「ほったらかし温泉オリジナルタオル」なるものも存在していた「全然ほったらかしてない感」がなんとも言えず、またゆっくり行きたいなぁとしみじみ思います。
…ということで温泉が最高だったことはもちろんなのですが、僕が感動したのはそこで食べた朝ごはんです!
風呂上がりに友達と「何かお味噌汁とかご飯とか”THE・朝食”みたいなのが食べたいなぁ」と話していた所、目の前に登場した「朝ごはん500円」の看板。
そこでは眼下に広がる絶景を楽しみながら、卵かけご飯と納豆とお味噌汁のセットがいただけるのです!
ロケーション、風呂上がり、寒すぎる気温… そこに温かく優しいご飯。
全てがプラスに働くマッチング。極上の朝食でした。
この朝食目的でも行く価値ありです。是非。
この感動体験を日常の企画提案作りに活かして行きたいものです。
〜橘によるオススメショップ紹介のお時間〜
これまた私ごとで恐縮ですが、昨年見事30歳を迎え「いよいよ諸々ちゃんとしよう」と考える毎日です。
引き返すこともできず、ひたすら進むしかない立派な「大人」な年齢な訳ですが、「大人」ってなんでしょう?
数ある「大人な条件」の中から僕が今回強く主張する条件…それは
「”モノ”を大事に使う!」
です。
これは「”モノ”を乱暴に扱うな!」というよりは「長く使うものにお金をかける」という個人的に考える「大人な価値観」のお話。
今回僕が取り上げる「大人な買い物」は「革製品」についてです。
「Hender Scheme -エンダースキーマ-」
今回ご紹介するこちらのブランドはドメスティックでありながら海外からのファンが多い注目ブランドです。
特に象徴と言えるのが有名ブランドの型を革で完全再現”オマージュ”したmanual industrial products 「mip」シリーズ。
全て浅草の革職人の手作りで丁寧に作られています。
革製品というものの魅力と言えば「使えば使うほど風合いの変化を楽しめ長く使える」という点があります。
これこそ高いお金を出しても買いたい「大人な”モノ”」だと思います。
そんなエンダースキーマの実店舗「スキマ」に潜入。
独自の世界観を覗いてきました。
因みにこのお店はその名の通り、本当に「隙間」にあるので知らない人は辿り着けない(気づかない)と思いますのでご注意を。
それではお邪魔します。
↑笑顔で迎えてくれたスタッフの「ペコ」こと鈴木さん(酒場に詳しい)。
「mip」シリーズもずらり。雪駄まで…
これは胸が熱くなる…
こちらはプレゼントでも自分用でも買いたいラインナップ。
…ってオセロ…
「これちゃんとマグネット入ってるんで…」とすかさず商品説明しながらゲームを始めようとするペコさん。
買うかどうかは別として、全部革で出来たオセロ… 職人技と遊び心の共演ですね。
遊べば遊ぶほど使用感と経年変化で良い感じの風合いがでるとのこと。なんだそのオセロは。
「これはパイプ椅子の黒い部分をナチュラルな革にしたやつ…」とペコさん。
この一貫した遊び心と発想がブランディングか…!!とすっかり虜になった僕でした。
昔、ある芸人さんが「コントを作るときは最初に”まとも”な話を作って、後から少しづつ”まとも”な部分を”おかしく”していく」と語っていたのを聞いたことがあります。
ファッションでも音楽でもアートでも、前提としてトラッド、クラシック、スタンダードなものがありながら少し外す”遊び”の発想は、僕はとても魅力的に感じてしまいます。
長い時間の経年変化を楽しみながら生活に寄り添う「革製品」。
春のフレッシュな時期に僕も財布を買い換えようと思っています。
【店舗情報】
スキマ
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿2−17−20 長谷川ビル1F
TEL:03-6447-7448
OPEN14:00 CLOSE20:00
WEBSITE:http://henderscheme.com/
橘弘晃HIROAKI TACHIBANA
執行役員 / プロデューサー
自身のバンド活動を精力的に行う傍ら、老舗ナイトクラブのバーテンダーとして飲食業界に入る。某アパレル会社運営のカフェ店舗マネージメントを経て、飲食コンテンツや施工を含むクリエイティブを多く担当。カルチャーにおける背景や変遷を理解し、ターゲットに合わせた具現化が得意。